「おはよう、ランボ。
今日も君の好きな天気だよ。
こんな日なら、君を連れてどこかへ出かけてあげてもいいかもね。
公園とか、遊園地とか、君が行きたがるようなところは嫌だけど。
それでも君が行きたいというなら、連れて行ってあげなくもないよ。
君が言うなら、だけど。
…それじゃあ、また電話する。じゃあね。」
「やあ。聞いたよ。また仕事でヘマをしたんだって?
毎回言っているけれど、君はもう少し集中力をつけなよ。
君がするミスは、いつもどうしてそんな事をしたのか僕には理解できない。
書類を置いているところには飲み物は置くなって、何回も言ったよね。
君はいつも、疲れてくるとカップがあるのも忘れて肘をぶつけるんだから。
そんなことないって君はいつも言っているけれど、間近で見ている僕が言うんだから間違いないんだよ。
はやく直してよ。
じゃないと、危なくて君に仕事を手伝わせられない。
いいね。じゃあ、おやすみ。」
俺はいつも思うけれど、雲雀さんはなんで俺が出れない時に限って電話をかけてくるんだろう。
なんで、俺は、雲雀さんから電話がかかってくるときに限って、出れないんだろう。
(どんなに頑張って電話を待っていても、その間には絶対に電話はかかってこないのはどうしてなの。
まさか雲雀さんは俺の動向をいつも見ているんじゃないかなんて考えまで出てきてしまうよ。
ねぇ、雲雀さん、どうして貴方は、俺からかける時は出てくれなくて、俺が出られない時にかけてくれるんですか。)
いまでも いつまでも