「ねぇ」
「えっはいなんですか雲雀さんッ!」
廊下ですれ違っただけなのに呼び止められたことに俺は酷く動揺してしまっていて声が裏返った上に早口になってしまった絶対怪しまれたよどうしようっていうかなんで俺呼び止められたんだろう綺麗な目だなぁやっぱりカッコイイな雲雀さんはそんな雲雀さんの笑顔とか俺だけに向けられてるのが見てみたいなぁってちょっ何てこと考えてるんだよ俺はこんな妄想じみたこと!!
「これ、落としたよ」
そう言って俺の小さな掌にころりと置かれたのは俺の小さな消しゴムだった
宝物は消ゴムです(だって君が拾ってくれたから!)
御題作者:ナギさん