「ヴェ〜。菊ー!遊びに来たよー!」
「わぁー!すごい庭だね!この花って、菊が育ててるの?」
「じゃじゃーん。えへへー、実はパスタ持ってきたんだよねー。菊、一緒に作ろうよ。」
「菊のお家っていいなぁー。空を見ながら食事できるよ〜。」
彼は楽しむという事を良く知っていらっしゃるようだ。
どんな時でも楽しそうに、嬉しそうに、表情はいつもころころと変わる。
時には泣き出しそうになっていたり、怯えていたりもしていますが、それでも彼は最後にはいつも笑っているのです。
(何事にも一生懸命で、そして人を想うという事を知っている。)
きっと人にとって有るべき事を彼は知っているのだろうと、思うのです。
そしてそれを得るに相応の傷を負っているのだとも、私は想うのです。
(どうぞ、幸せが長く続きますように)